近所の古本屋のおっさんが面白い。
最近見かけるようになったの店員で、小汚い身なりで
終始陽気な感じでブツブツ独り言を言っている。
どうやら、思考と言語が直結しているらしい。
レジに本を持ってゆくとまず
「はい、どうもー!」
初対面からこんな感じである。
そして、本の値段を見ながら
「これは、えーと定価520円だから半額の
260円でー、えー、こっちは480円だから
半額の240円で・・・。」
これを小気味のいい、陽気なテンションで繰り出してくる。
普通ならば頭で計算する部分が、すべて口から
いい感じで漏れまくりなのである。
そしてトドメのセリフ。
「・・・ということで、小計は・・・はいヨイショー!
500円丁度になりますー!」
レジの小計ボタンを押すと同時に
“はいヨイショー!”である。
この芸術的とも言えるハイテンションが
全盛期のマイクタイソンのパンチを思わせる
勢いで飛んでくる。
そのキレ具合には魅了されずにいられない。
というより、もうノックアウトである。
どう対抗したらいいのか思いつかない。
次回古本屋へ出掛けるときはもっとじっくりと観察して
その華麗なるテンションを盗みたい・・・などと思った。
終日低血圧気味の自分に何かをもたらしてくれそう・・・。
そんな素敵なおっさんのお話でした。